小陰唇のビラビラが原因で痛みや違和感を覚えたり、見た目のコンプレックスに悩まされたりするケースもあります。そのような場合には、小陰唇縮小術という治療が選択肢になることが多いでしょう。
しかし、小陰唇縮小術は切除量やデザインを誤ると、不自然な仕上がりや術後の不調につながる可能性もあるため注意が必要です。
ここでは、ビラビラの特徴と小陰唇縮小術の治療法について、婦人科形成の専門医がわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、ご自身に合った選択をするための参考にしてください。
小陰唇(ビラビラ)とは?

小陰唇は人と比較する機会がほとんどないため、「自分は普通なのだろうか」と不安を抱く方も少なくありません。まずは小陰唇の基本的な構造や役割について理解しておきましょう。
小陰唇の構造と役割
女性の陰部には「外陰唇」と呼ばれる膨らみがあり、その内側に小陰唇が位置します。小陰唇はその見た目の形状から、「びらびら」と呼ばれることもあります。
尿道口や膣口を感染や乾燥から守り保護する大切な役割を担っています。
小陰唇の“普通”について
小陰唇は個人差が大きく、見た目の違いだけで異常と判断されることは多くありません。それでも小陰唇の平均的な大きさは2.5cmとされており、2cm以上が治療適用となることが多いです。
ただし、小陰唇が大きいからといっても、多くの場合は正常な個性の範囲内です。必ずしも異常であり治療が必要なわけではありません。
小陰唇が大きくなる原因

小陰唇が大きく見えるのには主に3つの原因があります。それらについて分かりやすく解説します。
遺伝的な要因
小陰唇の形状や大きさには、遺伝的な要素が深く関係しています。
顔立ちや体型が親子で似るように、小陰唇の大きさや形にも共通した特徴が見られる場合があります。親族間で同じ悩みを持っていても、デリケートな内容のため悩みを共有できていることは少ないようです。
ホルモンの影響
女性ホルモンの変化は、小陰唇の形状にも大きな影響を与えます。
思春期や妊娠・出産、更年期などのタイミングで組織の状態が変化し、以前より大きく感じることがあります。また、加齢による変化によって、色や形などの見た目が変わるケースもあります。
摩擦や刺激
日常生活における摩擦や刺激も、小陰唇の形状に影響を与えると考えられています。
タイトな下着やスポーツによる継続的な刺激、性交渉によって、小陰唇が伸びたり厚みが増したりすることがあります。ただし、摩擦だけが原因ではなく、複数の要素が重なっている場合がほとんどです。
小陰唇によって起こる悩みと症状

小陰唇の見た目や機能面で悩みを抱える方も大勢います。ここでは、実際によく相談される症状について紹介します。
黒ずみが強くなる
小陰唇が大きいと下着との接触面積が増え、摩擦による色素沈着が起こりやすくなります。
黒ずみが強いことのコンプレックスから、温泉やサウナなどを避けるようになりがちです。
厚みが出る
小陰唇が大きいと厚みもでる傾向にあり、下着に挟まる違和感や圧迫感を覚えやすくなります。
水着を着た際などに見た目のボリューム感が気になり、コンプレックスにつながるケースもあります。
ヒダやシワが多くなる
小陰唇が発達している方はヒダやシワが多く、複雑な形状になる傾向があります。
汚れが溜まりやすくなったりするため衛生面に問題が出たり、性行為の際に相手の反応が気になったりする場合があります。
左右差が目立ちやすくなる
左右の小陰唇の大きさが異なることは一般的な現象であり、異常ではありません。
しかし、差が大きい場合には左右の見た目の違和感が強くなり、異常があるのではないかと不安に感じる方も多いものです。
小陰唇が日常生活に与える影響
小陰唇に関する問題は、日常生活や身体的な快適さにも影響することがあります。症状によっては治療を検討するきっかけになる場合になるでしょう。
移動やスポーツ時の違和感や痛み
歩行時や自転車、ランニングなどの運動時に、小陰唇が下着などに擦れて痛みや違和感を覚える場合があります。症状が続くと日常生活の質が低下する原因にもなります。
性交渉時の痛み
性交渉の際に小陰唇が巻き込まれたり引っ張られたりして、痛みを感じる方もいます。パートナーとの関係に影響を及ぼすこともあり、深刻な悩みとなるケースがあります。
衛生面でのトラブル
形状が複雑だったりヒダが多かったりする場合は、汚れや分泌物が溜まりやすくなります。その結果、蒸れや臭い、かゆみなどの不快な症状につながることがあります。
小陰唇縮小術の治療法

小陰唇縮小術では、患者様一人ひとりの状態に合わせてオプションの治療法を選択することが重要です。
厚みを改善する方法|ナチュラルカーブ法
ナチュラルカーブ法は、小陰唇の自然なカーブを残しながら内側の余分な組織を切除する方法です。厚みやボリューム感を改善しつつ、傷跡が目立ちにくく自然な仕上がりを目指します。機能面とのバランスを考慮した治療法として選ばれています。
ヒダを改善する方法|ウェッジプラス法
ウェッジプラス法は、小陰唇の中央部分を三角形に切除することで、ヒダやシワを整える術式です。小陰唇の縁を残せるため自然な見た目を維持しやすく、形状を重視する方に適した治療法といえます。
まとめ
小陰唇の大きさや形には大きな個人差があり、「これが正常」という明確な基準はありません。
しかし、痛みや違和感、見た目のコンプレックスによって日常生活に支障が出ている場合には、小陰唇縮小術が最善の解決策となることがあります。
自分にとってベストな小陰唇縮小術をお知りになりたい場合は、ルーチェクリニック銀座院にまずはお気軽にご相談ください。ご質問だけでも喜んでお受けします。どうぞご遠慮なくお問い合わせください。
婦人科形成を失敗しないための動画
▼このYoutube動画では佐野院長が婦人科形成の失敗について解説しています。あわせて参考にしてください。
小陰唇縮小術とは
小陰唇縮小術とは、大きくなった小陰唇を小さくする手術です。
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婦人科形成統括医師・著者医師

略歴
2005年 筑波大学医学部卒業
2007年 東京大学形成外科
2014年 日本医科大学形成外科 助教
2017年 日本医科大学形成外科 講師
2019年 ルーチェクリニック銀座院
資格
東京大学大学院医学博士
日本形成外科学会専門医
日本創傷治癒学会 評議員
日本創傷外科学会 学会誌編集委員
記事監修
このページは医療に関わる専門的な内容になっています。
そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、
日本形成外科学会(JSPRS)専門医、
日本美容外科学会(JSAPS)正会員を
有するルーチェクリニック医師陣が監修し制作しております。
記事総監修医師:加藤晴之輔
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