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尿漏れ防止・改善のトレーニング! その方法と考え方、効果的な種類について

尿漏れ防止・改善のトレーニング! その方法と考え方、効果的な種類について

多くの女性が頭を悩ませる「尿漏れ」は、

「外出中に出たらどうしよう」

「人と会っているときに起きてしまったらと思うと不安」

という感情を抱かせます。

尿漏れが原因で消極的になってしまったり、

人生や自分に自信が持てなかったりする場合もあります。

そのため、この尿漏れを解消するための方法を探す人も多くいるでしょう。

ここでは、尿漏れの防止・改善のトレーニングとその考え方、

そしてトレーニングが効果的な尿漏れの種類について取り上げていきます。

 

 

 

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トレーニングを行えば、すべての尿漏れが改善するわけではない

尿漏れ防止・改善のトレーニングを紹介する前に、

まずは知っておいてほしいことがあります。

それが、「尿漏れ防止・改善のトレーニングは

たしかに効果があるけれども、

すべての人に対して効果を示すものではない」と

いうことです。

尿漏れの種類は、大きく分けて以下の4つがあります。

  1. 腹圧性尿失禁
  2. 切迫性尿失禁
  3. 溢流性尿失禁
  4. 機能性尿失禁

 

このうち、尿漏れ防止・改善のトレーニングが効果を示すのは、1と2です。

1.腹圧性尿失禁

腹圧性尿失禁とは、くしゃみをしたり重い物を持ち上げたりするときに

少量の尿が漏れる状態をいいます。妊娠や肥満、

あるいは加齢などによって起こるもので、

女性のうちの40パーセントがこれを患っているといわれています。

この腹圧性尿失禁は、排尿に関わる「骨盤底筋(群)」の

働きが鈍くなることで起こるものです。

そのため、骨盤底筋(群)を鍛える(=トレーニングする)ことで

改善が見込めるとされています。

 

2.切迫性尿失禁

切迫性尿失禁は、水の流れる音を聞いた時などに強い尿意が起こり、

我慢ができなくなって尿漏れを起こしてしまう症状をいいます。

子宮脱などの病気によって起きることがありますが、

原因が不明の場合もあります。

切迫性尿失禁の場合、過活動膀胱を引き起こす

アセチルコリンを抑えるために処方される抗コリン薬が有効です。

そのため、この薬を使って治療していく服薬治療がよく選ばれます。

ただ、抗コリン薬はのどの渇きを誘発します。

これによって水分をとる→またトイレに行きたくなる……

という状態に陥ってしまうこともあります。

ただ、薬だけではなかなか改善が難しいものもあります。

また、切迫性尿失禁においても骨盤庭訓を鍛える

トレーニングが有用であるため、

併用して行っていくケースも多いといえます。

 

3.溢流尿失禁

対して、溢流性尿失禁の場合は、

病気をきっかけに起こることが多いものです。

男性ならば前立腺ガンが代表的な例ですし、

女性ならば子宮関係の病気によって

引き起こされることが多いといえます。

尿道がうまく開けずに膀胱の中に尿が残ってしまった状態になり、

これが漏れ出てくることによって尿漏れが起きる症状です。

この溢流性尿失禁においては、

まずは原因となる病気を治すことが求められます。

このため、手術が第一の選択肢となります。

 

4.機能性尿失禁

排尿機能自体には問題がないものの、

・足が悪くなり、トイレに行くのが間に合わない

・認知症を患い、トイレに行くことの意味がわからなくなったり、

トイレに行くという選択肢がとれなくなったりする

という状況で尿漏れが起きるものです。

機能性尿失禁の場合は、

「トイレと部屋までの距離を物理的に短くする」

「リハビリを入れることで、状況の悪化を防ぎ改善につなげる」

などの方法があります。

 

尿漏れにおいては、たしかに「トレーニング」は

非常に重要な項目です。

実際、1の腹圧性尿失禁の場合、軽度であるのなら、

トレーニングによって状況が大きく改善することもあります。

ただ、自分の尿失禁がどのタイプなのか、

そしてどれほどの重症度なのかを知るために、

一度は病院に足を運ぶべきでしょう。

そのうえで、必要な治療方法やトレーニング方法を学ぶべきなのです。

 

 

トレーニングの考え方

トレーニングにはいろいろな方法がありますが、

その基本となる考え方は、

「骨盤底筋(群)」や「括約筋を鍛えること」です。

私たちの尿意および排尿は、脳と筋肉、

膀胱の働きによってコントロールされています。

骨盤底筋(群)や括約筋は骨盤の内部に存在する筋肉ですが、

これが収縮-緩むことで、排尿が起きます。

女性の場合は男性に比べてこの部分のコントロール力が弱く、

また尿道も短いため、

男性に比べて尿漏れが起きやすいとされています。

このため、骨盤底筋(群)や括約筋を鍛えることによって

尿漏れが起きにくくなるわけです。

ただし、自己流でトレーニングをしてしまったり、

間違った方法で行ったりすると、

逆に尿漏れを誘発するようになってしまいます。

特に力んだ状態でやると問題が出てきやすくなりますから、

正しいトレーニングの方法を学んでおくことが重要です。

 

トレーニングの方法を1つ紹介

尿漏れ防止のトレーニングの詳細は別記事に譲りますが、

ここでも1つだけやり方を紹介しましょう。

今すぐにでもできる、簡単なトレーニング方法です。

必要なのは、1脚のイスだけです。

 

  1. 背筋を伸ばした状態で、イスに腰掛けます。なおこの時は、やや浅めに座るようにします。
  2. 両足を床につけ、肩幅に開きます。
  3. 肩の力を抜き、お腹からも力を抜きます。
  4. 男性は肛門を、女性は膣を締めるようにします。
  5. 5秒間、その状態をキープします。
  6. 緊張をとき、緩めてから48秒くらいおきます。
  7. 締める―緩めるを、2~3回繰り返します。
  8. 1日に10回程度繰り返します。
  9. ある程度慣れてきたら、「5秒」の秒数を増やし、13秒程度を目安にするとよいでしょう。

なお、この「座って行う基本のトレーニング」は、

医師によってやり方がやや異なります。

4までは共通ですが、

「特に秒数は指定せず、締めることと緩めることを繰り返す」という

程度の記述にとどめているところもあります。

どれが正しい、どれが間違っているとはなかなか言えませんが、

「締めることと緩めることを繰り返すこと」が

基本となるのは、どこも変わりません。

 

 

尿漏れは、「トレーニングを行えば絶対に解消できるもの」

ではありません。

しかしトレーニングは、尿漏れを改善するための

有効な方法であるとはいえます。毎日取り組みましょう。

 

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婦人科形成統括医師・著者医師

著者医師 佐野仁美(ルーチェクリニック銀座院院長)

 

略歴

2005年 筑波大学医学部卒業

2007年 東京大学形成外科

2014年 日本医科大学形成外科 助教

2017年 日本医科大学形成外科 講師

2019年 ルーチェクリニック銀座院

資格

東京大学大学院医学博士

日本形成外科学会専門医

日本創傷治癒学会 評議員

日本創傷外科学会 学会誌編集委員

 

担当医師

佐野 仁美

堀口 舞

 

記事監修

このページは医療に関わる専門的な内容になっています。

そのため、医師免許を持った加藤晴之輔総院長をはじめ、

日本形成外科学会(JSPRS)専門医、

日本美容外科学会(JSAPS)正会員を

有するルーチェクリニック医師陣が監修し制作しております。

記事総監修医師:加藤晴之輔

  

 

総院長略歴

  • 岐阜大学医学部卒
  • 東京大学大学院医学博士
  • 医療法人社団光美会 理事長
  • ルーチェクリニック 総院長
  • 自治医科大学形成外科非常勤講師

代表的な資格

 

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